不機嫌にっき

不機嫌な気持ちになるのは、3日に1回ぐらいで。

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太陽の刃、海の夢―少女大陸 (ノン・ノベル)
JUGEMテーマ:読書


200年前に戦争と環境汚染から逃れる為に作られた女性だけが暮らす地下都市。
そこで平和に暮らす流砂(ルイザ)は、反政府組織の動きを知ってしまい拉致される。
首謀者である天才的科学者に知らされたのはこの地下都市がまもなく終焉を迎えるという衝撃の事実だった。
生き残る為に戦う少女たちの長編ファンタジー。


女だけとか、男だけとか同性だけの世界を題材にした作品は数々ありますが、
それってやっぱりその可能性があるってことなのかなあ。
未来にはたとえば遺伝子の問題やウィルスの耐性とかで、男か女かどちらかしか生きられないような世界が来るとか。。。
こういうお話読んでると「有り得る!!」とか思ってしまう単純な私。

そして、同性しか存在しなければ当然同性愛になるわけで。
異性がいなくなっても恋愛はなくならないのか??
生殖できないのに???
じゃあもし女性、男性どちらかではなくて両性具有ばかりの世界だったらどうなるんだろう。

んん??この話題どこかで…
「黒と茶の幻想」だ!!

| 本(作家さ行) | comments(0) | -
貴船菊の白
JUGEMテーマ:読書


京都の街を舞台に、狂気と哀愁に彩られたミステリー短編集。

ミステリーと呼ぶには謎めき度は低め。
タイトルの「貴船菊の白」は、辞職した元刑事が15年前初めて手掛けた殺人事件の被疑者が自殺した現場でその元妻に再会し、当時の事を語り合う。
時計の針が24時になった途端つまの態度が急変し…。
ってこの時点で時効が成立して実は妻が…て、先が読めてしまった。


やっぱりこの人は長編の方が読み応えがあって好きだな。
| 本(作家さ行) | comments(0) | -
禍都
評価:
柴田 よしき
徳間書店
(1997-08)
はい、柴田よしきー。w

京都を舞台にした妖怪SF。シリーズ第二弾。

突然の地下水減少、ミイラ化した変死体連続事件、地震、交通網の断絶。
京都は陸の孤島と化し、物資の輸送もままならず、人々は飢えの恐怖にさらされる。
更に正体不明の火の玉による火災の発生、異形のものたちが跋扈しだす。
地質調査会社に勤める木梨香流は、ヤモリの珠星、天狗の三善らと共に愛する人達を守るために戦い始める。

第一弾の「炎都」では舞台はあくまで京都で、敵とされるものは一条帝の側室であった火妖族の紅姫。
彼女は一条帝の現代に転生した姿である真行寺君之を手に入れ、自らの子孫を残すために執念を燃やし、京都の街を破壊しようとする。
いわば妖怪vs人間のお話。

第二弾では京都からサイパン、宇宙にまで世界は広がり、敵は黒き神々と呼ばれる太古の昔宇宙から飛来した残忍で貪欲な種族。
新たな敵と戦うため、今度は妖怪を復活させる。
宇宙人vs人間+妖怪。

かなりハチャメチャでなんでもありって感じだけど、香流と君之のロマンスがあるし、人間と妖怪の関係というか、妖怪というものの解釈が頷けるので、ちゃんと芯は通ってる。

「妖怪とは、現象であり概念である」
京極夏彦を読んでる人にはかなり分かりやすいと思う。


この後、「遥都」「宙都」´↓い箸泙世泙逝海。。。
しばらく読む本に困らないな。
| 本(作家さ行) | comments(0) | -
クリスマスローズの殺人
まだまだ読みます、柴田よしき。w


これと、「Vヴィレッジの殺人」の2作がシリーズになっている。

日本のどこかに存在する自治地区「Vヴィレッジ」。
そこに住む村民は体の成長が非常に遅く、平均800年の寿命を持つ。
普通の食事もするが人間の血液を好み、主に夜間行動する。
十字架を厭い、鏡には映らず、蝙蝠や猫に変身する。。。
いわゆるヴァンパイアである。

でも伝説のように太陽の光で焦げるわけでもなく、血を吸わないと生きられない訳でもない。
現代の人間社会に適応し、昼間に行動するものもいる。
その中の一人メグは私立探偵として、Vヴィレッジを出て生活している。



連続殺人事件や、誘拐事件の謎をとく訳ですが、動機もトリックもヴァンパイアがこの世に存在するという前提なので、いまいちピンとこないかも。


あとねー、装丁がイケテナイ!!

| 本(作家さ行) | comments(0) | -
ミスティー・レイン
評価:
柴田 よしき
角川書店
(2002-03)
不倫を理由に会社をクビになり、男にも捨てられどん底の茉莉緒(まりお)は、偶然売り出し中の俳優、雨森海(あまもりかい)と知り合う。
その後運命的に再開した茉莉緒は海のマネージャーになる。
なかなかブレイク出来ない海を支えようと決心するが、周囲では次々に忌まわしい事件が起こる…。


いくつかの事件が起こり、確かに人が死んだりするのだけど、メインは業界未経験の新米マネージャーと売れない俳優が事件に翻弄されながらも信頼関係をきづき、共に次のステージへと進んでいくというお話。
主人公の悩み苦しむ心の葛藤を丁寧に描いていて、推理小説というよりは若い女性の成長物語。
その分、終盤の事件解決に向かうくだりはかなり駆け足で、ちと強引かと。
警察もほとんど出てこないし、茉莉緒が一人で考えて思いついた事で事件解決。


同じく女子としては、恋愛をとるか仕事をとるかの選択に迷う気持ちは分かるし、最終的に選んだ道にも納得。
今まで読んだ柴田よしき作品の中では、一番愛にあふれたお話かなと思いました。
| 本(作家さ行) | comments(0) | -
PINK
評価:
柴田 よしき
双葉社
(2000-09)
主婦として何不自由ない日々を過ごしているメイ。
優しく、医者としても将来有望な夫はしかし、亡くなったかつての婚約者に瓜二つ。
皮肉にも惨劇の地、神戸に転勤になるが、そこで過ごした婚約者との幸せな日々と面影に包まれてメイは幸せだったが、ある日をさかいに世界は一変する。
慣れ親しんだ夫の癖や習慣がまるで別人と入れ替わったかのように全く変わってしまった。浮気を疑い調べ始めるメイだったが、夫は殺人容疑で逮捕されてしまう。


阪神大震災で婚約者をなくした女性が、事件の謎を解きながら封印された自分の記憶を取り戻していく。

事件的には特に謎はないけれど、主人公が忘れている記憶を呼び覚ますキーワードが小出しにされて、それが中々繋がらなくて気になりつつ読みきってしまう感じ。


| 本(作家さ行) | comments(2) | -
所轄刑事・麻生龍太郎
デビュー作「RIKO」シリーズの脇役キャラ、麻生龍太郎の刑事なりたて時代のエピソードの短編集。

本庁の捜査一課で「石橋の龍さん」の異名を持つ天才刑事は、どのようにして生まれたのか。
思い込みや先入観は一切あてにせず、地道な聞き込みと自分の勘(推理)でもって不可思議な事件を次々に解決へと導いていく。

今回はまだ所轄なので、扱う事件は器物損壊や傷害事件などで、そんなに物騒なものではない。
天才とは言われながらも、実は不器用で周りの展開に自分が納得できなくてとことん調べていくうちに真相に辿り着いてしまうという感じ。
学生時代からの先輩である及川との微妙な関係も明かされる。


なんかもうすでに諦観というか、これから自分が巻き込まれていく運命を知っているかのような冷めたような諦めた感じが漂ってますが、一編ごとの謎解きには唸らされます。
このお話の後に本庁に異動になって、山内練との運命的な出会いがある訳です。

つかの間の平和な日々。かと思いきや、人間関係は常に複雑だったんですね。
そんだけ人を惹きつけるキャラなんでしょう。
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残響 (新潮文庫)
ジャズ歌手の杏子は殺人事件現場に残った最後の言葉を聞き取ることが出来る。
その不思議な力の為に警察から捜査協力を要請される。
しかし彼女の能力は、暴力団幹部で壮絶な家庭内暴力を受けていた元夫が傍にいるときでなければ発揮されない。
必死の思いで別れた男と再会させられて。。。


またもや柴田よしきの新たな一面を見せ付けられた感じ。
推理ものだけど、事件解決の糸口は人智を超えた、いわば超能力。
それでも主人公がその能力をやすやすと使うのではなく、その能力を使うのには耐え難い苦痛をともなう。
そもそも不思議な力が芽生えたのは、夫からの暴力から自己を守る為の逃避行動から。
自分を恐怖と苦痛の極限状態に置く事で発揮されるその能力を、やはり自分の意思ではなく半ば強制的に使わされてしまう。

連作形式になっていて、全部で5つの事件に関わることになるのだけど、そのつど能力の現われ方も、主人公の心情も変わっていく。
推理モノでもあり、一人の凄惨な過去を持つ女性の再生の物語でもある。


周囲の人々があたたかくて魅力的で、それが救いになっているし、実際作中で主人公は彼らの手を借りて過去に決別し、前へと進んで行く。

最後の事件では、元夫が容疑者になるが、皮肉にも杏子の能力によって疑いは晴れる。
しかしその後、ヤクザの抗争事件により命を落とす。
自宅に帰った杏子を待っていたのは、彼女の能力を熟知した元夫が残した最後のメッセージだった。

ある意味では悪の存在として描かれている元夫だが、かつては確かに愛していた男で、暴力を振るうようになる背景もあった。

最後のエピソードは、なんとなく胸が熱くなる。
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フォー・ディア・ライフ
おなじみの新宿を舞台にした、ヤクザがらみ推理ものだけど、ややコミカルなお話。

なんたって主人公の表の職業は保育所「にこにこ園」の園長さん。
しかし無認可のうえ利用者のほとんどが新宿で水商売をしているシングルマザー達で、保育料も相場より安いため経営は常に火の車。

その赤字を埋めるための裏稼業が私立探偵。しかももっぱらヤクザ相手のヤバイ依頼。


続編の「フォーユアプレジャー」も読んだけど、毎回時間も金もないうえにやっかいでヤバイ依頼をいくつも抱えて奔走する園長は、寝ていない。
調査の合間に子供たちの面倒見て、借金かえして、銃撃戦。

この人の描くキャラはみんな魅力的で、一匹狼に見えても周りに愛されてる。
幸せもんだ。

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聖なる黒夜
最近めっきり 柴田よしき づいてます 笑

RIKOシリーズのスピンオフ版。

この 山内練 という登場人物はかなり魅力的なキャラクターですね。

有名大学の院まで進みながら、新宿二丁目で体を売り、ヤクザに拾われ愛人になる。
頭脳をいかして事業をおこすが、結局ヤクザの資金源に。
自身も指定暴力団に対して大きな影響力を持つ。
残忍かつ冷酷非道、喧嘩はめっぽう強くて頭もキレる。
それでいてどこか情に厚く、子供っぽい無邪気な面もある。
頭がいいだけに他人の心情に敏感で、先回りで損な役を引き受け自分を犠牲にすることも。

本来なら有名企業に就職し、かたぎの世界で成功していたハズの彼がここまで身を持ち崩したのもひとえに10年前の冤罪による逮捕のせい。
そのせいで実の兄は自殺。実家からの圧力で控訴も出来ず、実刑を受ける。

すべての始まりである彼を逮捕送検した刑事との運命とも言うべき因縁の物語を、過去と現在を交互に描く手法で綴った長編。


刑事もので、確かにある殺人事件の謎を解いていくストーリー展開なのに、ある意味性小説とも言えるほどの赤裸々な描写が、主人公たちの絡まった感情をリアルなものにしている気がします。
全ての過去の出来事が巧妙につながって、最終的には刑事は全てを失い、この後には刑事を辞めてしまう。
過去の過ちを償いながらも、その相手を愛してしまうなんて…不謹慎だが、甘美だ。
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